フラワーアレンジメントのレッスン
高原の花   
<霧ヶ峰高原> 夏から秋に掛けての草花を一緒に高原を散策している気分でご覧いただけたら・・と 思います。

なだらかな斜面に緑と空の青、雲の白のコントラスとが美しく葉祥明さんの世界です。足元にはアカツメグサがお出迎えです。

まずはアレンジのレッスンでもおなじみのスカビオサ。夏の終わりから秋にかけて咲きはじめます。
高原でみるとマツムシソウの名前で呼ぶ方がその花にあってるような気がします。

最初に見えるのは吾亦紅、バラ科のお花で秋の風情がたっぷりです。次にめえる薄青色のお花はツリガネニンジンです。
シベが鐘の形のお花から飛び出ているのが面白いですよね。キキョウ科のお花です。そして次はオニユリ。
オリエンタル系のユリと違って下を向いて、6枚の花びらは1枚1枚真後ろまで反り返って咲きます。名前と違って可憐で少し寂しげです。

赤く見えるのは野アザミです。6月頃から9月頃まで咲きます。夏休み前のレッスンでも花材で利用しましたが、ちょっと油断すると
「あっ痛!」と棘がちくりちくりとします。次に見えたのはススキです。夏の終わり、秋の初めのこの時期はまだ新しいので穂が開かないで
直立不動です。もう少したつと穂が箒みたいに開いてきて綿毛が付き、そのうち枯れススキになるんでしょうね。
切花で使うときはこのススキの花がぶわっと広がらないように酢水につけて水揚します。
そしてピンクの可愛い花は河原ナデシコです。別名ヤマトナデシコ、楚々とした日本人女性に例えられます。
洋花のナデシコと違って花びらの繊細な切り込み具合が魅力です。秋の七草のひとつですね。


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