フラワーアレンジメントのレッスン
<モネの庭 〜 Giverny 2009>

モネの家とお庭を見学するのに、ガイドブックを見ていると30分程もあればみれるかなぁ、と日本人感覚でしたが、 実際はバスを降りてからも家まで結構なお散歩道ですし、それから長い行列、そしてお庭が個人のお庭と思えないほど とにかく広いのです。新宿中央公園よりも広いかも。。と思ってしまうぐらいの大きさです。

パンジーの広がるところ、ボタンやシャクヤク、そして種類がたくさんのバラ、ジャーマンアイリス、アリウム、 フラワーアレンジメントにも人気の季節のお花がところ狭しと華やかな饗宴を見せてくれます。
有名なガーデンは世界にたくさんありますが、これだけの細やかに行き届いたガーデンは他に無いと思います。 どこに目をやってもフォトジェニックな場所ばかりです。



ローズガーデンのわき道を通っていくと、お待ちかね、スイレンの池です。 パノラマ写真をいくら用意してもまだまだ足りないぐらいの池とは呼べないほどの大きな水面です。
何百メートルあるんだろうというぐらいの広さなのです。パノラマを継ぎ足していったようなモネのスイレンの 絵の意味がこの庭をみて初めて納得しました。

そして、白い小花はクレマチスの「仙人草」。切花でも思わず手がでてしまう人気のお花をセレクトしているところに モネの絵心を感じます。


池の周りにも涼やかなお花が綿密に植え込まれています。
緑が目にまぶしい竹林、黄色いオダマキ、アルケミラモリス、ケムリの木のロイヤルパープル。 まさに絵を描く為につくられた2次元に写しとったときのことが全て計算されてデザインされています。


モネのお庭を一通り見終わってから、カードやモネの絵をモチーフにした小物や本などが うられている大きなホールのようなショップに入ります。

ヒマワリに「モネ」という名前の八重のヒマワリがありますが、実際モネが描いているヒマワリは サンリッチ系のヒマワリなんですよね。


バス停に戻る通りがけに見かけた、「シャンブルドット」(chambre d'hotes)。
パインのテーブルにさりげなくブリキのジャグが飾ってあったりと、雰囲気のある
「シャンブルドット」はイギリスのB&Bのような旅人にお部屋やお食事を提供してくれる個人経営の民宿のようなものです。
ちなみに「シャンブル」はフランス語で「寝室」の意味です。一度こんなところに1週間ぐらいゆっくりとまってバカンスを 過ごしてみたいものです。


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