フラワーアレンジメントのレッスン
<季節のお花の水揚方法>

●冬〜春のお花について(季節1月〜3月)
春の切花は実際の季節より2〜3ヶ月早く出回ります。
おなじみのチューリップやラナンキュラスやアネモネ、スィートピーといった春のお花に代表される お花はどれも、花びらがシフォンのように柔らかく、 優しい印象です。
茎も中が空洞でストロー状になっているものが多いですね。

<チューリップ>
温かい場所に置くと花びらが反り返るぐらい開き切ってしまうので、できるだけ温度の高くないところに 飾ります。種類によっては、温かい温度になっても開かず持ちこたえるものもあります。
光に反応して花首が自分で動いてしまうので、翌朝作製したアレンジをみたら、まったく違った表情を 見せてくれたりと、とっても気まぐれなお花です。

葉がたくさん付いているときはある程度間引きます。
葉を取るときに上から下にびりびり剥いてしまうと、茎に傷が付いて傷みの原因になりますので、 丁寧にハサミで1枚1枚切り取ります。
<スイセン
年末から2月頃までは日本スイセン、その後ラッパスイセンが出始め、明るい黄色で春を楽しませて くれるお花です。
日が経つにつれて花首のところがひゅるひゅると伸びていき、花全体の印象が何となく間延びした印象 になります。あらかじめ茎の導管を軽く指で潰しておくと、避けることができます。
まっすぐ伸びた葉と茎がとても凛々しく高貴な雰囲気があります。

茎から粘着性の液体が出てくるので、花瓶に生けているとその液体で他の花の水揚に悪影響が でます。粘りを綺麗にふきとり、水替えはまめにしましょう。
<クリスマスローズ>
名前と違って2月が最盛期のお花です。水揚が大変悪いので、買ってからご自宅に戻られるまで 長時間置いてしまうと、くったりしてしまい、最悪の場合元に戻らなくなってしまうこともありますので、 ご注意ください。
水が下がってしまったら、ぬるま湯に花首までつけてゆっくり休ませてあげましょう。
とってもデリケートなお姫様みたいなお花ですよね。

花のように見えている部分は実は植物の機能的にはガクの部分になるので、水揚さえしっかりして あげれば2〜3週間と長期間楽しめます。 薄紅色、濃いピンク、ボルドー、グリーン、白、八重、その他いろいろなグラデーションと種類も たくさんあります。 花の中心の斑点が女の子のそばかすのようにも見えたり、フラッシュしてるようにも見えたり、 奥ゆかしい気品を感じさせられます。

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