奈良・鎌倉・平安・室町・安土桃山・江戸・そして近代へ・・ 日本の生花のたどってきた歴史を簡単に振り返ってご説明します。歴史を知ることにより、より今の 花が見えてきます。 花留めの一つ、剣山を利用して生け込みの際の花留めテクニックについての取捨選択について考えます。 剣山の正しい使い方、注意事項をあわせてご説明いたします。メカニックである剣山を隠す為の小道具 小石500グラムもそのままお持帰りいただきます。 幅が70cn程度、高さも70cm〜80cm程度の大きなロビーに生える大きな生け込み・ディスプレイです。 |
5月の季節の小花を勢揃いさせて、水面を生かした涼しげなデザインで剣山を使って生けこんでいただきました。 茎がどれも細いので剣山の留めが難しいです。 天地人の生け方をご説明するので、その基本花型にあわせて繊細な線構成のデザインに仕上げていただきました。 |
剣山を使った盛り花アレンジメント | 剣山を使った盛り花アレンジメント |
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花器をブリキの平皿でご用意してみました。 アリウムのくねった茎の面白さ、フトイやミスカンサスのような葉ものを効果的に利用して、よりデザインを追及した 花の面白さを追究します。 剣山を使いながらも、花の線、花の色、マス、絶妙なバランスが面白い軽快でオリジナリティーのあるモダンな生け込みに仕上げていただきました。 |
剣山を使った盛り花アレンジメント | 剣山を使った盛り花アレンジメント |
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ブロンズネットというメカニックを利用して、デザインはフリースタイルでコーディネートしていただいた生け込みです。
フラワーデザインで多用される「ブロンズネット」のご紹介と、そのメリットやデザインのヴァリエーションを
ご説明させていただきます。 細い線を描きだす草花ながらも本数が70〜80本と数限りなくデザインに組み込まれていくのでオアシスを利用しても 大変な負荷がかかってきます。このデザインは大作ながらも実際ご利用いただいているオアシスはほんの少しの量です。 オアシスをデザインの表面に見せたくないので、ちょっとしたテーブルフラワーよりもむしろ少ないぐらいの量で賄っているぐらいです。 花留めのあわせ使いで、創造出来るデザインの可能性の幅がどんどん広がっていくことをご実感いただけます。 花の優しい線を活かしたデザインの時には大変有効なテクニックになります。 |
ブロンズネットを使ったフラワーデザイン | ブロンズネットを使ったフラワーデザイン |
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利用花材:京鹿の子・フランネルフラワー・テキセンシス・姫小判草・利休草・房スグリ・二ゲラ・アジサイ・ベロニカ・紅スズラン・ミスカンサス デザインサイズ:幅約40cmx奥行約25cmx高さ約60cm) |
七夕の夜に・・ (7月実施のレッスン内容を掲載しております。) 天へと伸びた植物の曲線の重なりが天の川のようにも見えますし、コロンと丸いヘレ二ウム(オータムロリポップ)の 花がその川に浮かぶたくさんの☆のようにも見えます。 また大きなホタルが飛び交っているようにも目に映りますし、この浮遊物が無重力の宇宙空間のようでもあり、 いろいろな見方ができる楽しい作品に仕上げていただきました。 幅が80cmほど高さが1mもありますし、奥行きもあるので写真では表現しきれていませんが、 実物はとてもスケール感がありひとつひとつの植物の内に秘めた強さを感じさせられる作品です。 これだけ大きな作品に花留めとなるオアシスはほとんど使っていない状況なのは、 全てブロンズネットを利用しているから実現できることなのです。 縞々模様の鷹の羽ススキはススキの中でも高級品の花材です。ですが、 仕入れの翌日には水分が抜けて畳のイグサのようなクニャッとした何とも頼りなげで貧弱な様相にも見えてしまいます。 花単体では賞賛を浴びるような様子では決してないのに、生け手の力で花は魂をもち始め、 アレンジメントの中ではどの花よりも一番輝いて美しく豹変するのは驚きでもあり、花のデザインの不思議です。 |
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利用花材:ヒマワリ(モネ・ゴッホ)・チュベローズ・ヘレ二ウム(オータムロリポップ)・玉川ホトトギス・アルケミラモリス・
鷹の羽ススキ・オーニソガラム(ダビウム)・ホスタ・檜の実・ブラックベリー・アンセリウム(バタフライ)・アイビー デザインサイズ:幅約80cmx奥行約50cmx高さ約100cm) |
丁字草 | 京鹿の子 | クレマチス | スカビオサ(スノーメイデン) |
アルケミラモリス | フトイ | センニチコウ | 小石1袋(500g) |
ブバリア(ナオミ) | アリウムヘアー | ブバリア | カレックス |
ラクスパー(カンヌブルー) | アリウム(丹頂) | モカラ | トラの尾 |