手にした花材をデザインにあわせた長さに切るためにまずは必要なはさみやナイフですが、用途によって、
使い分けをします。 刃物は水分は厳禁です。さび付いて切れ味が悪くなりますし、切れ味が悪くなった刃物で花材をカットすると花材に無駄な負担を かけたり、雑菌を残して腐敗を早める原因になります。 利用後は乾いた布巾でしっかり水気をふき取り、保管します。 |
<クラフトチョッキ> クラフトチョッキとして売られているハサミは花はもちろんのこと、ワイヤーを切っても刃の部分が劣化せず、 ハサミをにぎり変えることなく使えるのでとても便利です。 ワイヤーを切る専用のハサミももちろん存在しますが、フラワーデザインではワイヤーを利用して デザインすることが多いので安心して利用できます。 通常の花切りバサミより、数百円ほど値段は高いですが、ハサミを別々に揃えることを考えると経済的かと 思います。 |
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<枝きりバサミ> 握ったとき一回り大きく感じるサイズのハサミです。固い枝物を短くするときに利用します。 通常の切花を短くカットするのには刃が斜めにあたってしまい切りづらいですし、刃の重さで茎が つぶれてしまうのでお薦めできません。 枝の切り口に斜めにハサミをいれてカットします。 |
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<フローリストナイフ 名前は花屋さん用の切花ナイフという意味ですが、もちろん一般の方でもご利用いただけます。 ハサミの代わりにナイフを使って花材をカットします。 利点としては、ハサミで花の茎を切る時と違って、茎を一切潰すことなくナイフの刃を斜めに茎にあてることによって 鋭くカットできるので花材を傷めません。その分花の水揚もいいです。 鋭利なので、取扱には充分留意が必要です。 |
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<オアシスカッター 花留めに使うフローラルスポンジを必要なサイズに適宜切り分けるときに利用するパティシエナイフのような 形をしたナイフです。 フローラルスポンジはいろいろなメーカーから売られていますが、最大のメーカーオアシス社さんのブランド名から フローラルスポンジをオアシスと呼ばれることが多いです。 したがって、正式にはこのナイフもフローラルスポンジカッターとか呼ばなければいけないのかもしれませんね。 |