フラワーアレンジメントのレッスン
<フラワーアレンジメントに使うさまざまな道具>

●花留め道具について
必要な長さに切った花材をデザインにあわせて場所に留める際に道具の力を借りることが多いです。
下のような道具を利用することによって、花を留めることに苦労することなく簡単に留めたい場所に花をあしらうことが 出来るようになりました。

<フローラルスポンジ>
フローラルスポンジとかフローラルフォーム、またメーカーのブランド名のオアシス、日本語名では 吸水性スポンジと呼ばれています。
合成樹脂を高温で一気に膨らませてできたスポンジのように軽いものです。
通常このようにレンガのブロックのような形で売られていますので、ご家庭でのお花のあしらいでは 少しずつ必要な分だけ切り分けて利用します。

水に落として中の空気がでて、代わりに水を吸い込んでいくのをゆっくり確認します。一旦乾いてしまった ものは吸水性が極端に落ちてしまうので、再利用は出来ません。潰して水分を抜き取り不燃ごみとして 処理します。
<剣山>
生け花では通常利用される針山のような花道具です。花器に水を浸した中に固定します。

針と針の間に花の茎を立てて、必要な角度に花材を傾けたところでその茎の側面が針に あたってとめるように利用します。

器の形に合わせて大きいもの、小さいもの、丸いもの、四角いもの、細長いもの、半月形のものと サイズもいろいろあります。
鉄でできているのでずっしりとかなりの重みがありますが、この重みでたくさんの花を支えます。 夏場の水分蒸発が早くてオアシスでは充分な保水が難しいときに利用することもあります。

こうやって簡単にお花がひっかかるようになっています。

<イギリスからのアンティークの剣山>
何に見えますでしょうか?
その昔イギリスで使われていたいわば剣山のようなものです。
ずっしりと重いガラスでできています。
そしてそのガラスにお花を引っ掛けられるような穴がたくさんあいている作りになっています。
日本の剣山は思い鉄でできていて針山になっています。
剣山はお花を生ける為のメカニックと呼ばれる見せてはいけないものなので、草花や時には砂や石などで隠しこみますが、このガラス製の剣山でしたら透明なのでそれ自体が目立たなくて便利ですね。
手段は違うものの、こうやって室内でお花を楽しみたいという気持ちは時代や国が違っても共通していることを考えると嬉しくなります。


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