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<総評>
漂白のシダやエーデルワイスのドライフラワーをメインにして、ガラスドームの中にブーケを閉じ込めます。
最初に小さなブーケを束ねるのですが、いざドームに入れてみると想定外の表情を見せ始めます。なので再度微調整が必要になります。
ドームのなかのわずかな空間を生かして、花のかたまりとそうでない部分とのメリハリを見せる生け方、全体的にゴージャスでボリューム感を
みせて空間を作らずに花で埋め尽くす、というデザインの手法もあります。
単体で眺めた時と、実際に飾るインテリアの中で確認した時とではバランスがまた違ってくるので、それが最後の調整のタイミングです。
白いうぶ毛にくるまれたエーデルワイス、見た目がとても地味ですが、せっかくの珍しいこの花をできるだけ際立たすように苦心していただきました。
海外のアンティークのドームの雰囲気もありますが、昔日本でも、もっとまん丸いガラスで、水中花なんて流行ったことがありましたね。ふと思い出しました。
今回も多めにドライフラワーをお渡しいたしましたので、ドームに使わなかったお花をまとめてフレンチな夏草風のブーケ風に束ねて、2つのお花をお持ち帰り
いただきます。
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