フラワーアレンジメントのレッスン
<ラスパイユのマルシェ Raspail 〜 2008>

チーズやパンはフランスのマルシェにはかかせない。ヴァリエーションも豊富です。


卵のパッケージもカラフルでとてもキュートです。 こんなにたくさんの卵でいったいいくつオムレツがつくれるんでしょう。

ハチミツ売り場からは蜜蝋も甘い香りがただよいます。蜂のマークがお気に入りです。


それから鮮魚や精肉店も。
横浜の中華街でも見かけることがあるかもしれませんが、皮をはがれた子豚がそのままの形でウィンドウに並べられています。
この写真自体もあまり自分で見ないようにしていますが、報道カメラマンになったつもりでカメラだけとりあえずむけてみました。 調度、トリの口から内臓を女の人が取り出している場面があったそうなのですが、そんなのもう怖くて目を向けられません。

秋の狩猟解禁後のジビエの時期には鴨、野うさぎ、鹿、猪がそのままの形で売られるとのこと、とてもじゃないけど 気の弱い私にはたえられない光景です。
底なしのフランス人の胃袋を感じます。そしてこれらの食材が一流のシェフ御用達というわけではなく、市井の人たちの 台所となっているところがまたすごさを感じるのです。

かつて日本がまだ景気のよかったころ、フレンチレストランで接待を受けたことがあり、強烈だったのが 野うさぎのステーキ、そして野うさぎの血をからめた特上のソース。 いろいろ説明を受けて「ほほっ〜』という顔をしてはいたのですが、おもてなし頂くお気持ちは身にしみて ありがたいものの、その実小市民の私にとって、その席は苦痛としかいいようのない食感と匂いでした。

同じ生き物でも魚についてはあまり感じないものの、やはり哺乳類はちょっとです。 日本のスーパーでも切り身で売られているのになれているからか、本当はおなじことなのかもしれませんが ほとんど罪悪感は無いものの、形そのものがあるとしり込みしてしまいます。

どういう意味があるのか、ニワトリも皮がはがれているのに、一部だけ白い毛を残して売られていたり、それが突然 視界に入ってしまうと思わずぎょっとしてしまいます。
マルシェは果物や野菜が一番楽しいです。欧米でヴェジタリアンがよくいるのもこういう売られ方によるものもあるかもしれませんね。


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